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自分でできる末端冷え性の改善方法

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女性に多く見られる末端冷え性の原因

女性に多く見られる症状の一つに末端冷え性があります。
末端冷え性とは、体の先端部分にあたる指先や足先の体温が低くなって思うように動かすことができなくなったり、しもやけなどの症状が起こってしまうことを言います。

特徴的なのが体の他の部分の体温は普通なのに、指先や足先の体温だけ極端に低温になってしまうということです。

末端冷え性になると指先が温まらずに痛みを感じるようなこともあり、仕事や勉強に大きな支障をきたすことになります。

一般的な傾向として末端冷え性になりやすいのは、全身の筋肉量が少ない痩せた女性です。
また体格に関係なく血流が悪く、血管や血液の状態が悪い人にもよく起こります。

末端冷え性になっている人は、まずは血行を良くすることを考えて対策をしていきましょう。
指先を丁寧にマッサージすると、筋肉がほぐれて血行がやや改善します。
どうしてもすぐに回復させたいときにはカイロや湯たんぽなどを使って温めてください。

体を温めるときには指先や足先の冷えているところだけでなく、他の太い血管が通っているところも一緒に温めると効果的です。
具体的にはお腹や手首、足首、首筋といったところです。
体を動かせるスペースがあるなら、体をストレッチしたり軽く運動をしたりすると血行が促進されます。

体質改善をして冷え性を治しましょう

末端冷え性を根本的に改善するには、体質そのものから治していくことが必要です。
最初にも述べたように冷え性が起こる原因は筋肉量の低下と低血圧です。

ですので、まずは体温を上げることができるような生活スタイルをして、定期的な運動をしながら筋肉量を増やしていきましょう。

体を温める方法としては入浴があります。
湯船にお湯を張って体を温めることを毎日行うと血行が促進されます。

できればサウナ施設を利用して、思い切り汗をかいて水風呂に入って体を冷やすという、温度差のある入浴を何度か繰り返すことをしてみてください。

サウナの利用が難しい場合は、自宅でできる半身浴が効果的です。
心臓よりも下の位置まで少な目にお湯をはって入浴すると、心臓が圧迫されないため血行が良くなります。

この時にお風呂のフタを体ギリギリまで被せておくと、湯気が逃げないため上半身がミストサウナ状態になり、体が冷えにくいです。

ゆっくり体を温めた後は、冷える前に布団に入るようにしましょう。
ただし入浴後すぐに布団に入ると、汗が引かずに暑くなってしまいます。
布団に入って上半身を起こした状態で、30分ほど休憩してください。

また、単純に暖かい布団に変えることも大切です。
国産高級羽毛布団は、軽くて非常に暖かいので、冷え性の方にもおすすめです。
参考:高級羽毛布団パワードーム

筋肉量を増やすためには運動の他に食生活の改善も必要です。
いくら運動をしていても、食事で適切な栄養分を摂取していなければうまく筋肉になる細胞を作ることができません。

意識して低脂肪高タンパクの食品を一日の食事で多めにとるようにしていくと、運動をしたときの効果がより多く体に出てきます。

特にオフィスワークをしている人は足の筋肉量が不足していますので、歩行距離を増やしたり下半身の筋肉トレーニングをしたりすると、体内の筋肉量を増やすことができます。

他にも体を温めることができる漢方を飲むということもおすすめです。
風邪のときに飲む葛根湯や、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散といったものは体を温め、体内のバランスを整えてくれます。